インド旅行で使用頻度の高い航空会社といえばエアインディア。
なんたってJALやANAより料金が安いし、インドの各都市へ行くにも国内線が多いから重宝します。
しかしエアインディアは、サービスの質があまりよくないと言われています。
口コミで評判が悪いのも事実。悪い評判が多いと「本当に安全なのか?」と不安になりますよね。
そこで、実際に僕がエアインディアに搭乗したときの感想をお伝えします。
機内食や機内サービスなど「許せないほどひどいのか?それとも許容範囲なのか?」をレポートします。
また、チケットを安く予約する方法も教えますので、これから利用される方は参考にしてください。
エアインディアはどんな航空会社?
エアインディアはインドのフラッグキャリアです。日本ではJAL(日本航空)に当たります。
日本路線は成田と関空から直行便が出ていて、フライト時間は成田からデリーまでが8時間35分、関空からデリーまでが10時間40分です。
関空からの便は香港を経由してデリー到着後、ムンバイまで航路が続いています。
スターアライアンスに加盟しており、ANAやユナイテッド航空のマイルを積算することが可能。
貯めたマイルはスターアライアンス加盟航空会社で航空券の購入や座席のアップグレードに使うことができます。
サービスはというと、インドの国営企業だけあってどこかお役所的。
よく遅れるし、機内サービスもイマイチとの評判が多いです。
しかし規制緩和で新規の航空会社が参入してきてからは、だいぶ雰囲気が変わってきています。
特にLCCの参入で競争が激しくなり、いつまでもあぐらをかいてはいられなくなったのでしょう。
毎年赤字が続いているエアインディアも、近年は経営体質が変わってサービスの向上に乗り出しているようです。
インドへLCCで行くには 国際線での行き方と国内線LCC一覧
乗り心地・安全性
エアインディアの機内に入ると、カレーやスパイスの香りを感じる人は多いでしょう。
入っただけで「インドに来た!」という感覚になるんじゃないでしょうか。
サリーを着たCAさんが「ナマステー」と迎えてくれますよ。
エアインディアの日本路線はボーイング787-8型機を使用しているので、安全性には問題ありません。
僕が乗ったときも揺れは少なく、離陸・着陸もスムーズに行っていました。乗り心地は他の航空会社とさほど変わらないでしょう。
しかし遅延が多いので、待たされることは覚悟しておいた方がいいかもしれません。
僕のときはすべて定刻出発できたのですが、場合によっては3~4時間遅れということもあるようです。
機内設備・機内サービス
エアインディアには日本人の客室乗務員はおらず、いても1人か2人です。基本的に日本語は通じないと思っておいた方がいいでしょう。
よって、日系航空会社のようなきめ細やかなサービスは期待しないでください。
注文が通っていなくても、「さすがインドだなぁ」と寛容に構えておいた方がいいです。
座席にあるモニターでは映画や音楽を楽しむことができます。
日本語はなく、あるのは英語とヒンディー語のみ。かろうじて日本映画が1~2本入っているので、それなら字幕なしでも見れます。
ただ、モニターを操作するコントローラーが壊れていたり、イヤホンが壊れていたりは日常茶飯事。
僕のときもあちこちの座席でコントローラーが座席にはまらず宙ぶらりんの状態になってました。
イヤホンもよく聞こえなかったので、結局持参したイヤホンを使用しました。
椅子のカバーが破れていたり、とにかくあちこちボロいんです。
よく壊れている機内設備
- 座席のカバーが破れて綿が出ている
- コントローラーが座席にカチッとはまらない
- USBプラグが差しこめない
- イヤホンがよく聞こえない
- レッグレストが壊れている
また、乗客のインド人も3席を占領して横になっていたり、決してマナーがいいとは言えません。
当然ながらJALやANAのような機内WiFiサービスはありません。
機内設備や機内サービスはあくまでインド品質なので、あまり期待しないでおきましょう。
自前のイヤホンやモバイルバッテリーなど、機内で過ごすグッズはあらかじめ用意していった方がいいかもしれません。
機内食
機内の楽しみはなんといっても機内食です。
エアインディアでは国内線はインド料理一択ですが、国際線では路線によっては日本食や中華料理も選べます。
国際線・国内線それぞれの機内食メニューを紹介します。
インド料理(国際線)
国際線でインド料理を選ぶと出てくるメニューの一例がこちら。
チキンカレー、オクラのカレー、マッシュポテトのようなもの、キュウリとトマトのサラダ、パン。
ライスはインドのお米のインディカ米。2種類のカレーが同時に食べられるのは嬉しいですね!
カレーはほどよい辛さで、外国人でも安心して食べられました。結構本格的で美味しかったです。
中華料理(国際線)
香港経由の国際線で出てきたメニューがこちらです。
白身魚の中華風煮込み、かぼちゃのサラダ、キュウリのサラダ、パン。
ごく普通の味付けで、日本人の僕には可もなく不可もなくという感じでした。
中国人客の多い路線では、このメニューが選べるようです。
日本食(国際線)
日本に帰る便で選べるのが、こちらの日本食メニュー。
うどん、ざるそば、フルーツ、パン。
うどんは温められており、ちくわ、なると、えんどう豆が入っていました。
ざるそばはめんつゆをかけて食べます。どちらもコンビニで売られてるような、ごく普通の味付けでした。
ただし箸がなく、フォークで食べないといけないのはご愛敬。麺に麺という組み合わせもいかがなものか(笑)。
インド料理(国内線)
国内線の機内食は完全に現地仕様になります。何の料理なのか、ぱっと見では分かりません。
サモサのようなもの、ラザニアのようなもの、サンドイッチ。
どれもスパイスが効いていて、日本人の僕にはかなり辛いです。風味も独特です。
見た目で「これは辛くないかな」と思ったものでも、たいてい辛いのでご注意ください。ま、現地の雰囲気は堪能できるでしょう。
ちなみにメニューは「ベジタリアン」か「ノンベジタリアン」かを選べます。
航空券を安く予約する方法
インドへはエアインディア以外にも、大韓航空・アシアナ航空・チャイナエアライン・キャセイパシフィック・中国国際航空などで行くことができます。
いずれも乗り継ぎが必要ですが、成田や関空以外の地方空港から出発するときは便利です。
ところで、航空券はなるべく安く手に入れたいですよね。
航空券予約サイトはたくさんありますが、僕がおすすめするのはエアトリです。
インド行きの航空券は旅行会社でも手配できますが、やはりネット予約の方が安く購入できます。
エアトリが優れているのは航空券の種類がものすごく豊富という点。
他の旅行会社では販売していない「エアトリだけ」の限定・格安航空券もそろってるんですよ。
たとえば往復で航空会社が異なる便なんてのも購入が可能。
他のサイトで空席が見つからないときも、エアトリなら取れることが多いんです。
また、フライト情報が見やすいのもいいところ。
乗換回数や搭乗時間、空港での乗り継ぎ時間もパッと見て分かるんですね。
エアトリは旅慣れた人も海外旅行初心者も、すべての人が使いやすいサイト。
インド行きの格安航空券を探すなら、まずはエアトリで検索してみるといいでしょう。
【結論】エアインディアに搭乗した感想
というわけで、エアインディアに搭乗した感想をまとめます。
正直なところ、機内設備がいろいろ壊れていたのには不安を感じました。
だって、さすがにモニターのコントローラーがぷらんぷらんしてたら、「大丈夫なのか?」って思いますよね(笑)。
とはいえ機体はしっかりしているので、安全性は問題ないと思います。いろいろ突っ込みどころは満載ですが、僕的には許容範囲かな。
それに機内サービスはイマイチですが、機内食のカレーは本格的で美味しかったですし。
インド旅行においてはサービスで残念なことがあっても、インドを味わう楽しみと捉えておけばいいのではないでしょうか。
何よりエアインディアは価格が安いのが魅力です。
直行便でフライト時間も短くて済むので、うまく活用してくださいね!
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