インドのお金

海外旅行するのに避けて通れないのが両替です。

インドのルピーは国外への持ち出しが禁止されているので、日本であらかじめ両替しておくことはできません。

現地で両替するしか方法はないのですが、旅行者は何かと不安なこともあるでしょう。

旅行者の疑問

「どこで両替するのが一番得? 空港、ホテル、銀行のレートってどれぐらい?」

「現地ではいくらぐらい両替しておけばいいの?」

「両替所でだまされるという話をよく聞くんだけど…」

ここでは、インドを旅行するときの「お金と両替」について詳しく解説します。

通貨のレート、両替所の利用方法、両替時の注意点など、インド旅行のお金事情についてまとめました。

やりくり上手に旅するため、ぜひ参考にしてください。

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インドの通貨

ルピーの単位

インドの通貨はインドルピー(INR)です。

単位はRsで、2010年からはRsに変わる記号として₹が使われています。

街中では「Rs50.00」や「₹100」といった表記で値段が記されています。

ルピーより低い単位としてパイサ(Paisa)があります。

単位はPで、Rs1(1ルピー)=P100(100パイサ)です。

お金の種類

紙幣

インドのお金は紙幣が10種類、硬貨が9種類あります。

紙幣はRs1、Rs2、Rs5、Rs10、Rs20、Rs50、Rs100、Rs200、Rs500、Rs2,000の10種類。

硬貨はP5、P10、P20、P25、P50、Rs1、Rs2、Rs5、Rs10の9種類です。

ただし、Rs1とRs2の紙幣とP5~P50の硬貨はほとんど使われていません。

そもそもパイサが日常で使われることがめったになく、お釣りが出てもたいてい切り捨てられてしまいます。

旅行中に見かけることはほとんどないでしょう。

レート

ルピーの為替レートは今のところ安定しています。

2019年4月のレートは、1ルピー=約1.6円。

円換算だと1円=約0.6ルピーなので、100円が約60ルピーになる計算です。

現在のルピーのレート – Yahooファイナンス

買い物ではルピー×1.5倍で計算すると、だいたいの円の金額が分かるでしょう。

(例:100ルピー → ×1.5倍にして約150円)

高額紙幣の廃止について

2016年11月、インドのモディ首相はブラックマネー撲滅のために、500ルピー札と1,000ルピー札の高額紙幣を突如廃止にすると発表しました。

日本で例えるなら1万円札と5千円札が急に使えなくなったようなもので、インド経済は大混乱。

廃止直後は使えなくなった旧紙幣を両替するため、銀行やATMに長蛇の列ができていました。

銀行
↑高額紙幣廃止で銀行のATMに行列する人たち

しかし、この混乱も現在ではすっかり収まっています。

使えなくなった旧500ルピー札と旧1,000ルピー札の代わりに、新500ルピー札と新2,000ルピー札が出回るようになったからです。

ただし、使えなくなった旧紙幣を紛れ込ませて処分しようとする悪い店もあるので、旅行者は注意が必要です。

買い物するときは旧紙幣と新紙幣の見分け方を知っておきましょう。

旧紙幣はガンジーが左を向いていて、新紙幣はガンジーが右を向いています。

旧紙幣と新紙幣の見分け方

ガンジーが左を向いている500ルピー札と1,000ルピー札は使えないので、受け取ったときは抗議して変えてもらってくださいね。

両替できる場所

インドで両替できる場所は、空港、ホテル、ゲストハウス、銀行、街の両替所です。

レートと利便性を考えると、ホテルやゲストハウスでの両替が一番おすすめです。

逆に、避けた方がいいのは空港での両替です。

各両替所のレートと利便性を一覧にしました。

場所 レート 利便性
空港 ×
ホテル
ゲストハウス
銀行 ×
街中の両替所

それぞれの特徴を見ていきましょう。

空港

空港の両替所

空港の両替所はレートが悪いです。なるべく空港での両替は避けた方が無難です。

デリーの国際線到着ターミナルでは、金額をごまかされたり、余分な手数料を要求される被害がよく報告されています。

特に、税関の中にあるThomas CookとCentral Bank of Indiaは評判が悪いことで有名。

「1万円からしか受け付けない」と言われたり、トラブルの多い両替所なんです。

デリーの空港では税関の外にある両替所か、出発ターミナルにある両替所を利用するようにしましょう。

そして当座のお金だけを両替し、あとはホテルや街中で両替していくのをおすすめします。

インドの入国完全ガイド!入国審査・空港での手続きの流れ

ホテル・ゲストハウス

ホテル

インドでは多くのホテルやゲストハウスで両替をしてくれます。

一般的に安宿やゲストハウスの方がレートが良く、高級ホテルになるとレートが悪くなります。

観光に出かける前にパッと使えて、利便性も抜群。

ホテルやゲストハウスは一番おすすめの両替場所です。

インドのホテルの選び方【ランク別】部屋の実態と上手な予約法

銀行

インドの銀行

デリーやムンバイなどの大都市には銀行もたくさんあり、レートも良いです。

ただ、手続きのために並んだり時間がかかるのがネック。

たいてい地元の人たちでごった返しているので、観光客を寄せ付けない空気もあります。

旅行者にはちょっと面倒な場所なので、あまり使わなくてもいいでしょう。

街の両替所

街の両替所

インドの街中には個人商店のような両替所がたくさんあります。

買い物の途中でも両替できるので、とても便利です。

しかし、レートはピンキリ。良いところもあれば悪いところもあります。

さらに、余計な手数料を差し引いたり、金額をごまかす両替所があるのも事実。

両替所で両替するときは、必ず金額を数えて合ってるか確認するようにしましょう。

また、怪しそうな両替所には最初から立ち入らないようにするのも大事です。

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お金・両替で気をつけること

旅行中のお金の管理で気をつけることをお話します。

インドには日本と違って独特の習慣があるので、買い物や両替のときに戸惑わないようにしてください。

高額紙幣は崩しておく

インドはどこも慢性的なお釣り不足です。

500ルピー札や2,000ルピー札を出すと、「No」と断られて買えないこともしばしば。

特にリキシャに乗るときは、事前に細かいお金を用意しておかないといけません。

高額紙幣はホテルや高級レストランで崩し、常に細かいお金を持っておくようにしましょう。

便利なのはチップにも使える10ルピー札です。

たとえば10ルピーの買い物をあえて100ルピー札で支払い、10ルピー札を大量にゲットしておくといいでしょう。

10ルピー札をメインに持っておくと、普段の支払いが楽になりますよ。

インド旅行にチップは必要?知っておきたい金額の相場

破れた紙幣は受け取らない

インドでは破れた紙幣は価値のないものとみなされるので、誰も受け取りたがりません。

書き込みがしてある紙幣は問題ないのですが、破れたものに関しては神経質です。

お釣りや両替所で破れた紙幣を渡されたときは、抗議して交換してもらうようにしましょう。

破れた紙幣は誰もが「早く渡してしまおう」と考えているので、外国人観光客は格好のカモにされます。

紙幣を受け取ったときは枚数を数えるとともに、破れた紙幣がないかチェックしましょう。

いくら両替するべきか

インドの物価はとにかく安いです。旅行中も高額なお金を使う場面はめったにありません。

外で食事をして、観光地を巡って、リキシャや地下鉄を使ったとしても、1日の費用はせいぜい2,000ルピー(約3,000円)ぐらいで収まります。

ルピーが余ってしまうと、円への再両替でものすごく損をしてしまいます。

不安だからといって初日に大金を両替するのは、あまりおすすめしません。

ルピーは現地で使い切るつもりで、チビチビと両替していくのがいいですよ。

インド旅行の費用 旅の予算はいくら用意すべき?

地方に行くなら米ドルを持っておく

円からルピーへは、デリーやムンバイなど日本人観光客が訪れる大都市ならたいてい両替ができます。

通常の旅行なら日本円だけ持って行けば大丈夫です。

しかし、地方都市や南インドの都市では、日本円が両替できない場所もあります。

マイナーな都市へ行くときは、米ドルを持っていった方がいいでしょう。

日本円が両替できない都市でも米ドルならたいてい両替できますし、長期滞在する場合も米ドルの方が何かと融通がききます。

再両替はレートが悪い

ルピーは国外への持ち出しが禁止なので、帰国時には空港で円に再両替しておかないといけません。

日本に持ち帰っても換金できないですからね。

しかし、空港の両替所はレートが悪いです。

出国審査をくぐった両替所では、円からルピーへの再両替で400ルピー(約600円)も手数料を取られてしまいます。

インドからの出国手続き 帰国時に空港でできること

どっちにしろルピーから円は換金レートが悪いので、ルピーは現地で使い切った方が得ですね。

そのためにも、旅行中は最小限の額をチビチビ両替するようにしましょう。

現金以外で両替する方法

ATM

インドは現金決済がほとんどなので、現金を持ち歩くのは必須。

世界ではキャッシュレスが浸透してきたとはいえ、インドではまだまだキャッシュレス化は浸透していません。

しかし紛失や盗難の危険を考えると、現金以外の決済手段も持っていた方が安全です。

クレジットカード海外専用プレペイドカードを持っておけば、現金がなくてもお店で決済ができます。

また、これらのカードを使えばATMから現金を引き出すこともできます。

クレジットカードや海外プリペイドカードは、ルピーへの両替手段としても使えるんです。

デリーやムンバイにはATMが多数あるので、お金がなくなったらそこから引き出せます。

カードでの両替は現金での両替よりもレートが良いことがほとんど。ATMの操作に抵抗がない人は活用してみるといいでしょう。

クレジットカード

クレジットカードは海外旅行には必須のアイテムです。

決済やキャッシングだけでなく、海外旅行保険の代わりとしても使える優れもの。

医療費の安いインドなら、クレジットカードを持っておけば保険代を浮かせることが可能です。

インド旅行に海外旅行保険は必要?おすすめの保険はどれ?

もし現金がなくなっても、クレジットカードさえあれば旅を続けられます。

旅のお供として最低でも1枚は持っておくようにしましょう。

インドへ持っていくのにおすすめのクレジットカードを紹介しますね。

エポスカード

エポスカード

エポスカードはHISでポイント3倍、日本旅行でポイント5倍貯まる、旅行者にとって魅力的なカード。

年会費無料なのに海外旅行傷害保険が自動付帯している非常に珍しいカードです。

疾病治療費が270万円もあり、病気が心配なインドでも安心。

これさえ持っておけば、いちいち海外旅行保険に入らなくてもたいていの補償をカバーできます。

VISAブランドだからインドで使える店も豊富。頻繁に海外旅行に行く人なら必ず作っておきたいカードです。

エポスカードの詳細を見る

三井住友VISAカード

三井住友VISAカード

三井住友VISAカードは、海外旅行に持っていく定番のカード。

世界シェアNo1のVISAだから、提携店の多さはダントツです。

ICチップ搭載で偽造や不正利用にも強く、インドのように治安の悪い国でも安心。

海外で使うメインカードとして持っておけば、たいていの国で事足ります。

学生向けから女性向けまで種類豊富なのもいいところ。

初めてクレジットカードを作るなら、とりあえずVISAにしておけば間違いありません。

三井住友VISAカードの詳細を見る

楽天カード

楽天カード

海外の買い物でもポイントがザクザク貯まる楽天カード。

年会費無料で最短1週間で届くという、とても作りやすいカードです。

旅行代金をカードで支払えば最大2,000万円の海外旅行傷害保険も付帯されます。

毎月届く楽天トラベルの国内宿泊1,000円割引クーポンも魅力の一つ。

楽天市場で使えばポイントが4倍、街の加盟店で使えばポイントが3倍貯まります。

日本に帰ってからもお得に使えるから、持っておいて損はありません。

楽天カードの詳細を見る

インドへ持っていくのにおすすめのクレジットカードは他にもあります。

「海外旅行保険の有無」「年会費の安さ」「ポイントの貯まりやすさ」を基準に考えるといいでしょう。

どこでも決済できるように、VISAとMasterCardの両方を持っておくのがベストです。

インドのクレジットカード事情や、インド旅行におすすめのクレジットカードは↓こちらの記事で解説しているので参考にしてください。

インドでクレジットカードを使うときに気をつけること

海外プリペイドカード

近年、クレジットカード代わりに持つ人が多いのが、海外専用プリペイドカードです。プリペイドカードなので、現金をチャージして使います。

現地のお店ではクレジットカードのように普通に決済ができます。

チャージした額しか使えないから、使いすぎる心配がありません。スキミングの被害も最小限に防げます。

しかも、クレジットカードじゃないから、審査がいらないのが最大のメリット。学生やフリーターでも簡単に作ることができます。

海外旅行にクレジットカードなしで行ける?作れない人の代わりの手段3つ

チャージした円はATMからルピーで引き出すことも可能。

余ったチャージは日本の店でも使えるし、旅行中も旅行後も使い勝手のいいカードなんです。

NEO MONEY

NEO MONEY

NEO MONEYは国内・海外のVISA加盟店やATMで使える海外プリペイドカードです。

VISAだから加盟店の数はNo.1。インドでも多くの店で決済に使うことができます。

カードにVISAマークが入っているので、お店で怪しまれる心配もありません。

NEO MONEYの詳細を見る

マネパカード

マネパカード

マネパカードは年会費無料、チャージ手数料無料、ショッピング決済手数料無料という、日本最安の海外プリペイドカードです。

世界各国のMasterCard加盟店とATMで使えます。

国内の買い物でも2%キャッシュバックされるから、海外旅行が終わった後もお得に使い切れます。

マネパカードの詳細を見る

クレジットカードや海外プリペイドカードでATMからルピーを引き出せば、両替所よりも手軽な両替手段になります。

インドでは手数料をごまかす両替所が多い中で、ATMなら正確な両替ができますよ。

両替のコストを最小限に抑えたいなら、クレジットカードか海外プリペイドカードは作っておいた方がいいでしょう。

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