海外旅行保険

海外では予想外のトラブルが起こります。

インドは病気や盗難の多い国。お腹を壊すだけならまだしも、感染症にかかるリスクもあります。

インドに行くなら必ず何らかの海外旅行保険に入っておきましょう。

とはいえ、費用はなるべく安く済ませたいですよね。

中には「クレジットカードについている保険で済ませたい」という人もいるでしょう。

でも、クレジットカード付帯の保険だけで大丈夫なのでしょうか?

そこで、インド旅行に海外旅行保険は必要か不要かについてお話します。

おすすめの海外旅行保険や、クレジットカード付帯の保険についても解説しますね。

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インド旅行に保険は必要か?

あなたは海外旅行でトラブルに遭う確率を知っていますか?

ジェイアイ傷害火災が2019年にした調査によると、海外旅行保険加入者のうち4.14%が実際に保険を使うトラブルに遭遇しています。

計算すると24人に1人がトラブルに遭っていることになります。

これを多いと見るか少ないと見るかは人それぞれですが、治安の悪いインドではもっと確率が高いのではないでしょうか。

インドの治安ってどう?危険な目に遭わないためにすべきこと

インドで特に遭遇しやすいのは病気です。

外務省ホームページによると、インドでは都市部でも食べ物・飲み物を通した感染症が多く報告されています。

大腸菌による細菌性胃腸炎、腸チフス、パラチフス、細菌性赤痢、アメーバ赤痢、コレラなど。

蚊を介したデング熱や、野良犬による狂犬病も注意しないといけません。

インド旅行でかかりやすい病気 ならないためにすべきこと

また、スリや盗難も多いです。ちょっと目を離したスキに荷物を盗られることも。

交通マナーも悪く、交通事故にも注意しないといけません。

そんなトラブルに遭ったとき、保険に入っていれば費用の負担をせずに済みます。

トラブルの多いインドだからこそ、海外旅行保険には入ってた方が安心なんです。

インドの医療費はそんなに高くない

海外の医療

「保険に入らないといけない」といっても、何も高額な保険を選ぶ必要ありません。

海外では日本の健康保険がきかないため、診療を受けたときは実費を払います。

日本だと3割負担で済むところが、全額自己負担になるんです。

たとえばアメリカで盲腸になってしまうと、手術を受けるのに200万円以上かかってしまいます。

だから海外へ行く際は、「海外旅行保険に入っておかないといけない」と言われてるんですね。

しかし、インドの医療費はそんなに高くありません。

盲腸で入院しても54万円程度。アメリカと比べるとかなり安いですよね。

なので、高額な補償が絶対必要かというと、必ずしも必要ではないんです。

不安にかられて高額な保険に入らないようにしましょう。

【参考】世界の医療事情 | 東京海上日動の海外旅行保険

とはいえ、インド国内で治療が難しい場合は日本へ移送されることもありますし、いざとなると家族に来てもらわないといけない事態も考えられるでしょう。

そんなときは保険で移送費がまかなえると助かります。

何より保険に入っていて安心なのは、24時間日本語でサポートコールが受けられることです。

病気で苦しんでいる中、見知らぬ土地で病院を探して受診するのは大変です。

そんなときに病院を手配してくれたり、医師と通訳してくれたらめちゃくちゃありがたいですよね。

また、保険に入っていれば、提携している病院で現金がなくても受診できる「キャッシュレス治療」も受けられます。

海外旅行保険に入るのは、こういった「サポートサービスを受けるため」という理由が一番大きいでしょう。

インド旅行におすすめの海外旅行保険

海外旅行保険の保険料

インドの医療費はそんなに高くないので、治療費に高額な補償は必要ありません。

治療費は一番安い1,000万円のタイプで十分だと思います。

死亡補償は生命保険に入っているなら「なし」でも構いません。

独身者なら死亡後に必要なのは葬儀代ぐらいなので、死亡補償に多くかけなくてもいいでしょう。

あとは保険料を比べて選びましょう。

申し込みは旅行代理店・空港・インターネットでできますが、一番安いのはネットでの申し込みです。

パックツアーだと保険をセットで提案されますが、やっぱりネットから自分で申し込んだ方が確実に安いです。

海外旅行保険の申し込み場所

  1. 旅行代理店で申し込む・・・高い
  2. 空港窓口で申し込む・・・少し高い
  3. ネットで申し込む・・・安い

では、ネットで申し込めるリーズナブルな海外旅行保険を紹介します。

インドを8日間旅行したときの保険料もシミュレーションしてみました。(※申込時期や申込者のタイプによって、実際の値段とは異なる場合があります)

エイチ・エス損保「たびとも」

エイチ・エス損保「たびとも」

エイチ・エス損保「たびとも」

保険料(インド8日間):2,750円

個人プラン・P1タイプ 保険金額
死亡・後遺障害 1,000万円
治療費用 1,000万円
救援者費用 1,000万円
賠償責任 1億円
携行品損害 30万円
航空機手荷物遅延 1万円
航空機遅延 1万円

損保ジャパン日本興亜「新・海外旅行保険 off!(オフ)」

損保ジャパン日本興亜「新・海外旅行保険 off!(オフ)」

損保ジャパン日本興亜「新・海外旅行保険 off!(オフ)」

保険料(インド8日間):2,790円

個人プラン・PAタイプ 保険金額
死亡・後遺障害 1,000万円
治療費用 1,000万円
救援者費用 1,000万円
賠償責任 1億円
携行品損害 30万円
航空機手荷物遅延 10万円
航空機遅延 なし

エイチ・エス損保「たびとも」や損保ジャパン日本興亜の「新・海外旅行保険 off!(オフ)」は、シンプルな補償内容のため保険料も格安です。

これに緊急歯科治療費用・弁護士費用などが加わる保険だと、保険料も高くなっていきます。

とはいえ、歯科治療費なんかは旅行前に歯医者に行っておけば済むことですよね!?

「本当にこの補償は必要か?」というのをちゃんと考え、最低限の補償で済む商品を選ぶといいでしょう。

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クレジットカードの海外旅行保険でも大丈夫?

クレジットカード

クレジットカードには海外旅行傷害保険がついているものがあります。

でも、「クレジットカードの保険だけでは足りない」という話も聞きますよね。

クレジットカードに保険がついていても、保険会社の保険には別で入った方がいいのでしょうか?

結論から言うと、インド旅行ではクレジットカード付帯の保険だけでも問題はないです。

クレジットカードの保険は、保険会社の保険より治療費用が安く設定されています。

保険会社の保険では治療費用は1,000万円以上が普通ですが、クレジットカードは50~300万円しかありません。

しかし、インドの医療費はそんなに高くないので、クレジットカードの保険でもたいていまかなえるんです。

治療費が300万円ほどあれば、クレジットカード付帯の保険でも大丈夫でしょう。

自動付帯と利用付帯

クレジットカードの海外旅行傷害保険には「自動付帯」「利用付帯」があります。

自動付帯は持っているだけで保険が適用されますが、利用付帯はカードで旅行代金を支払わないと保険が適用されません。

年会費無料のカードはほとんどが利用付帯です。

ただし利用付帯のカードでも、空港までの交通費を支払えば条件クリアになるカードがあります。

これを使えば、ツアー料金と空港までの交通費を別々のカードで支払い、補償内容を合算することができるのです。

利用付帯のカードでは「空港までの交通費」を支払えば条件クリアになるカードを選びましょう。

クレジットカードの補償内容が不安なら、複数のカードを掛け合わせるといいでしょう。

クレジットカードは何枚か持っておくと、それぞれの補償を合算することができます(死亡保険を除く)。

たとえば治療費200万円のカードと100万円のカードを持っていれば、300万円の補償が手に入るんですね。

治療費が高いクレジットカードを2つ組み合わせれば、インドでは十分な補償が手に入ります。

利用付帯のカードならツアー料金と空港までの交通費を別々のカードで払い、補償内容を合算して使うのがおすすめです。

こうすれば海外旅行のたびに保険に入る必要がなくなるので、お金も時間も節約できます。

では、利用付帯の条件がクリアしやすくしっかり補償もついている、海外旅行にピッタリのクレジットカードを紹介しますね。

エポスカード

エポスカード

保険金額
傷害死亡・後遺障害 3,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 270万円
救援者費用 100万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 20万円
付帯区分 利用付帯(空港までの交通費で条件クリア)
年会費 無料

エポスカードは年会費無料にもかかわらず、海外旅行傷害保険の補償内容が非常に大きいカードです。

海外旅行保険代わりに使うなら、このエポスカードが最強です。

傷害死亡・後遺障害に3,000万円という補償額は、保険会社の海外旅行保険を上回ります。

さらに疾病治療費が270万円ついており、医療費の安いアジア圏ならよほどのことがない限りこれ1枚でまかなえるでしょう。

24時間のサポートコールや医療費キャッシュレスサービスがあるのも安心ですね。

またHISでポイント3倍、エクスペディア・エアトリ・ホテルズドットコムなど様々な旅行サイトで優待が受けられるのもうれしいところ。

頻繁に海外へ行く人なら、絶対作っておきたいカードです。

エポスカードの詳細を見る

楽天カード

楽天カード

保険金額
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 200万円
疾病治療 200万円
救援者費用 200万円
賠償責任 3,000万円
携行品損害 なし
付帯区分 利用付帯(ツアー料金の支払いが必要)
年会費 無料

楽天カードも実は、海外旅行傷害保険の補償内容が充実しているカードです。

傷害・疾病治療に200万円がついており、年会費無料のカードの中では補償が高い部類に入ります。

楽天カードは海外で問題なく使えるのか?海外での注意点とおすすめ理由を解説

ただし利用条件に「空港までの交通費」は含まれないので、他のカードと合算しにくいのがネックです。

補償内容を合算するならツアー代金を楽天カードで支払い、空港までの交通費を他のカードで支払うなど工夫をしましょう。

その点だけ注意すれば、国内・海外問わずどんどんポイントが貯まるから作っておいて損はないカードです。

楽天カードの詳細を見る

三井住友カード(NL)

三井住友カード

保険金額
傷害死亡・後遺障害 2,000万円
傷害治療 50万円
疾病治療 50万円
救援者費用 100万円
賠償責任 2,000万円
携行品損害 15万円
付帯区分 利用付帯(空港までの交通費で条件クリア)
年会費 無料

三井住友カード(NL)はナンバーレス・タッチ決済で海外でも使い勝手のいいカードです。

利用付帯ではあるものの、空港までの交通費を支払えば条件クリアになるので補償を手に入れやすいです。

24時間のサポートコールや、医療費のキャッシュレスサービスもあるから安心。

治療費が50万円と少ないのはネックですが、他のカードと掛け合わせればまかなえます。

対象のコンビニやマクドナルドで最大7%のポイント還元も受けられるので、国内のメインカードとしても作っておくと便利です。

三井住友カードの詳細を見る

保険の準備は万全に

インドではクレジットカード付帯の保険だけでもまかなえることが分かりましたでしょうか。

ちなみに、クレジットカードは海外旅行保険だけでなく、お金が足りないときの引き出し用としても使えます。

インドでも使うシーンは多いので、まだ持ってない人はぜひ作っておきましょう。

インドでクレジットカードを使うときの注意点は↓こちらの記事をどうぞ。

インドでクレジットカードを使うときに気をつけること

いずれにせよ、トラブルの多いインド旅行では海外旅行保険は必須です。

高額な補償は必要なりませんが、最低限の備えはしっかりして、楽しい旅にしてくださいね。

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