今や多くの日本人が所有している楽天カード。
年会費無料だし、CMもやってて有名だし、海外旅行へ持って行くのに「作っておこうかな」と考えている人は多いんじゃないでしょうか。
とはいえ楽天カードは庶民的なクレジットカードだけに、「海外でも問題なく使えるの?」「楽天カードだけで大丈夫?」と不安に感じてる人もいるのでは?
結論から言うと、楽天カードは国際ブランドにVISAかMasterCardを選んでおけば、海外でも問題なく使えます。
しかも海外だけでなく国内でもどんどんポイントが貯まるので、作っておいた方が断然お得!
ただしデメリットもあり、海外旅行保険にはちょっと不安が残ります。この点は注意が必要。
海外旅行で楽天カードを使う時のポイント
- VISAかMasterCardなら問題なく使える
- ポイントがどんどん貯まるから作った方が断然お得!
- 海外旅行保険には不安が残るので注意が必要
ここでは、海外で楽天カードを使うときの使い方・手数料・海外旅行保険での注意事項などを解説していきます。
公式サイトでは分かりにくい部分を分かりやすく説明していきますね。
これから海外旅行用に楽天カードを作ろうとしている人は、ぜひ参考にしてください!
海外で楽天カードを使うときの注意点
まずは楽天カードを海外で使うときの注意点をお話します。
海外旅行用に楽天カードを作るときに知っておきたいことをまとめました。
国際ブランドはVISAかMasterCardがベター
楽天カードの国際ブランドはVISA・MasterCard・JCB・アメリカンエキスプレスの4つから選べます。
国際ブランドとは国をまたいだ決済ネットワークのことで、たとえばVISAマークのついたカードであれば、VISAで決済できる世界中のお店で使うことができます。
海外での利用を想定するなら、VISAかMasterCardを選ぶのがベターです。
なぜなら、海外ではVISAとMasterCardを取り扱う店が圧倒的に多いため、どこへ行っても使い勝手がいいんですね。
逆にJCBやアメリカンエキスプレスは取扱店が少ないので、海外では使えないケースが多いです。
初めてクレジットカードを作る人なら取扱店が最も多いVISAで決まり。すでにVISAのカードを持っている人ならMasterCardで作るのがいいでしょう。
海外での使い方
海外での買い物に使うとき、楽天カードだからといって怪しまれることはありません。
「CreditCard,Please」「VISA,Please」などと言って差し出せば、自ずと店員さんはカードを切ってくれます。
海外での支払いは一括のみなので、一括か分割かを聞かれることはありません。
分割にしたいときは会員専用ページ(楽天e-NAVI)でリボルビング払い(リボ払い)に設定すれば、後からでもリボ払いに変更できます。
ちなみに海外では利用時に暗証番号(PINコード)を入力することがあるので、渡航前に確認しておきましょう。
海外キャッシングのやり方
海外のATMからクレジットカードを使って現地通貨を引き出すのが海外キャッシングです。
両替所が開いていない夜間でも現金を引き出すことができ、お金が足りなくなったときにも重宝します。
しかも手数料は現金で両替するよりも安く済むから、最安のレートで現金を入手することができます(楽天カードの手数料はこちら)。
海外でのATM操作というと「失敗しそうで怖い」と思われるかもしれませんが、ハワイや韓国のATMは日本語に切り替えられるので、それほど不自由は感じません。
楽天カードのサイトには下のような英語ATMのキャッシングデモ体験が用意されています。
ATM操作に不安が残る人は練習しておきましょう。
海外で使えないことがある?
楽天カードは基本的に海外でも問題なく使えるカードです。
しかし、中には「海外で使えなかった」という口コミがあるのも事実。
実はこういった「楽天カードが海外で使えない」という口コミは楽天カードだけの問題ではありません。
店側の問題や利用者側の問題など、どんなクレジットカードにも当てはまる問題がほとんどで、楽天カードだけが特別悪いわけではないんです。
海外でクレジットカードが使えないケース
- カードの磁気ストライプが読み取れない
- 通信・端末の不具合
- 暗証番号の入力間違い
- カードの限度額を超えていた
また、普段国内で使われているカードが急に海外の高額な買い物に使われると、セキュリティシステムが作動してロックがかかる場合があります。
不正利用を防ぐシステムが、カードの機能を止めてしてしまうんですね。
ただ、これもセキュリティがしっかりしてることの裏返しと言えます。
いずれにせよ、クレジットカードは時々使えないことがあるのを念頭に入れ、現金を用意するのはもちろんのこと、カードも2枚以上は持っていた方がいいでしょう。
海外旅行では楽天カード以外のカードも持っておきましょう。
楽天カードの海外旅行保険は不安あり!?
クレジットカードに付帯する海外旅行保険を目的に、クレジットカードを作る人も多いでしょう。
楽天カードにも海外旅行傷害保険が付帯しており、保険会社で入る海外旅行保険の代わりになります。
しかし、楽天カードの補償内容だけでは少し不安が残ります。
楽天カードの海外旅行保険の中身について見ていきます。
傷害治療・疾病治療に200万円は少ない
楽天カードの海外旅行保険の補償内容がこちらです(年会費無料の楽天カードの場合)。
保険金額 | |
---|---|
傷害死亡・後遺障害 | 2,000万円 |
傷害治療 | 200万円 |
疾病治療 | 200万円 |
救援者費用 | 200万円 |
賠償責任 | 3,000万円 |
携行品損害 | なし |
傷害死亡・後遺障害は2,000万円と手厚いのですが、気になるのは傷害治療・疾病治療の部分です。
傷害治療・疾病治療が200万円では少し心もとないな、というのが正直な感想です。
医療費の安いアジアの国々なら大丈夫ですが、医療費の高いアメリカだと盲腸の手術をすれば200万円ほどかかるのが実状です。
つまり、治療費としての200万円は足りるか足らないかギリギリの額なんですね。
逆に保険会社の海外旅行保険では、格安のタイプでも治療費を1,000万円に設定しているものがほとんどです。
なので、楽天カードの「傷害治療・疾病治療200万円」だけではちょっと不十分だと思います。
海外旅行保険は利用付帯
それと注意したいのは、楽天カードの海外旅行保険は利用付帯だということです(年会費無料の楽天カードの場合)。
クレジットカードの海外旅行保険には自動付帯と利用付帯があります。
自動付帯だとカードを持っているだけで保険が適用されるのですが、利用付帯だと旅行代金をカードで払わないと保険が適用されません。
楽天カードでは、募集型企画旅行の料金を楽天カードで払わないと海外旅行保険が適用されません。
何をカードで支払えば保険適用されるかは、次のように細かく決められています。
保険適用対象 | 保険適用対象外 |
---|---|
|
|
つまりツアー代金か航空券代金を楽天カードで決済していないと、海外旅行保険が適用されないわけです。
注意した方がいいのは、航空券は対象になってもホテル代は対象にならないという部分。これはややこしいですね……。
うっかり他社のカードで決済してしまって保険適用外にならないよう気をつけないといけませんね。
実際はもう一枚カードを持つのがおすすめ
このように、楽天カードの海外旅行保険は単体では十分とは言い切れません。
現実的にはもう一枚カードを持って、補償内容を合算して使うのがおすすめです。
保険適用条件に「交通費の支払い」が含まれるカードなら、利用付帯であっても補償内容を合算できます。
ツアー代金は楽天カードで払い、空港までの交通費を他のカードで支払うといいでしょう。
楽天カードと合わせて使うなら↓こちらのエポスカードがおすすめです。
店で楽天カードが使えなかったときのことも考えて、予備で作っておくといいでしょう。
エポスカード |
---|
エポスカードは傷害治療費に200万円、疾病治療費が270万円がつくという、海外旅行保険がとても充実したカード。 利用付帯ですが空港までの交通費も適用条件に含まれるので、楽天カードと合わせて保険適用が可能です。 単独でも使えますし、補償内容を合算すれば保険会社の保険の代わりとして十分に機能します。 さらにエクスペディア・エアトリ・ホテルズドットコムなど様々な旅行サイトで優待が受けられます。 これだけの特典がついて年会費無料。旅行好きな人なら必ず作っておきたいカードです。 |
手数料は安いのか確かめてみた
楽天カードを海外で利用したときの手数料は、ほとんどの国で現金よりも安く済みます。
たとえば僕は韓国でショッピングと海外キャッシングに使ってみましたが、現金を両替して使うよりもトータルコストは安く済みました。
まず、ショッピングで利用したときは、各ブランドで決められた為替レートに所定の海外事務手数料がかかります。
国際ブランド | 海外事務手数料 |
---|---|
VISA | 1.63% |
MasterCard | 1.63% |
JCB | 1.60% |
アメリカンエキスプレス | 2.00% |
しかし、これらの海外事務手数料を加えても、現金で両替するよりカードを使った方がはるかに安いです。
次に、海外キャッシングを利用したときには以下のATM手数料と年率18%の金利がかかります。
借入金額 | ATM利用手数料 |
---|---|
1万円以下 | 110円(税込) |
1万円超 | 220円(税込) |
とはいえ、年率18%の金利は日割り計算されるので、実質海外キャッシングを使った方が現金両替よりも安く済みます。
たとえば50,000円分の現地通貨を用意する場合、現金と海外キャッシングではこれだけかかる金額が違います。
現金 | 海外キャッシング | |
---|---|---|
アメリカドル | 50,144円 | 50,137円 |
オーストラリアドル | 56,952円 | 52,157円 |
韓国ウォン | 50,715円 | 45,139円 |
※2021年5月10日時点のレート ※海外キャッシングは30日後に全額返済した場合
韓国だと海外キャッシングを利用した方が5,000円ほど安いです。
つまり買い物にしろ海外キャッシングにしろ、楽天カードを使った方が現金両替よりも安く済むんですね。
しかも買い物には1%のポイントがつくから、海外ではできるだけ楽天カードを使った方が節約になります。
現金を持ち歩くよりも安全だし、財布もかさばりません。海外旅行では積極的にクレジットカードを活用した方がいいでしょう。
楽天カードをおすすめする理由
海外でも使いやすい楽天カード。
海外旅行保険や手数料の仕組みを分かっていただけたところで、ここではさらに「海外旅行で使うとこんなに得するよ!」というおすすめポイントを紹介します。
とにかくポイントが貯まりまくる!
楽天カードといえばポイントがザクザク貯まるカードとして有名ですよね。
楽天カードのポイント還元率は1%。100円の利用ごとに1ptの楽天ポイントが貯まります。
これは海外でも同じで、海外で楽天カードを使えばどんな買い物でも1%のポイントが付くわけです。
高額な出費の多い海外旅行では、極力クレジットカード払いにすればどんどんポイントが貯まります。
海外だけでなく国内での使い勝手も抜群。楽天Edyや楽天ペイと連携すれば、日常の細かな買い物でもポイントを貯められます。
楽天ポイントの提携店でカード決済すればポイントの二重取りも可能です。
楽天ポイントの提携店
マクドナルド、ミスタードーナツ、すき家、くら寿司、大戸屋、PRONTO、ビックカメラ、サンドラッグ、ダイコクドラッグ、コーナン、コスモ石油、出光サービスステーション など
また、楽天トラベルで楽天カードを使えば常時ポイント2倍!
楽天トラベルは旅行者の利用頻度も高いので、頻繁に旅行に行く人には利用価値が高いでしょう。
楽天トラベルでは特定プランで30%以上のポイント還元がある楽天スーパーDEALや、最大15.5倍のポイント還元があるスーパーポイントアップなどさまざまなキャンペーンを行っています。
これらの恩恵を受けるためにも、楽天カードはぜひ作っておきたいですね。
緊急時の対応も安心
楽天カードは海外での急なトラブルにもしっかり対応してくれます。
カードの紛失や盗難にあったときは、24時間対応の紛失・盗難専用ダイヤルからカードの無効手続きなどができます。
また、病気やケガにあったときも24時間・年中無休で電話によるアシスタンスサービスが受けられます。
日本語対応だからいざというときにも安心です。
ハワイラウンジ利用と海外WiFi20%OFF
楽天カード会員なら、ハワイにある楽天カード会員専用ラウンジを無料で利用できます。
「ワイキキラウンジ」と「アラモアナラウンジ」の2箇所があり、ソフトドリンク・WiFi・キッズスペースなどが無料で利用できます。
海外WiFiの割引特典も見逃せません。
楽天カード会員はグローバルWiFiのWiFiレンタル料が20%割引で申し込めます。
グローバルWiFiは、海外WiFiレンタルの中で利用者数No.1のサービス(東京商工リサーチ・2017年~2022年各年調査)。
海外でネット・スマホを使うときは多くの人がお世話になるサービスので、20%割引はありがたいところ。
WiFi料金を下げられれば旅費を大きく節約できます。
グローバルWiFiの評判と口コミ!実際に使って分かった良い点・悪い点
新規入会&利用で最大5,000ポイントがもらえる
楽天カードは恒常的に入会キャンペーンを行っています。
通常、新規入会&利用で5,000ポイントをもらえます。
作って使うだけで5,000円分の楽天ポイントがもらえるんだから、めちゃくちゃお得ですよね!
このように楽天カードは海外でも国内でも大活躍するカードです。
海外旅行に行く人は、ぜひ旅のお供に持って行ってくださいね!
この記事が役に立ったら↓シェアしていただけると嬉しいです!