ホテル

インドにはバックパッカーが泊まる安宿からラグジュアリーな高級ホテルまで、さまざまなランクのホテルがあります。

とはいえ種類がありすぎると、どのホテルを選ぶか迷ってしまいますよね。

そこで、インドのホテルの実態を動画つきでお見せします。

部屋はどんな感じか、清潔さ、汚さ、料金相場、お湯は出るのか、エアコンはあるのか、などなど。

インドのホテルについて、旅行者が気になることを徹底解説します。

価格別でのおすすめホテル予約のコツも教えますよ!

ちなみに、都市別のおすすめホテルをたくさん見たい人は、下記のページからご覧ください。

このページでは日本人の評価が高い人気ホテルを厳選して紹介しているので、ここから選べば間違いはないでしょう。

ぜひ、インド旅行でホテルを選ぶときに活用してください!

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【ランク別】部屋の実態と料金相場

まずは料金別に部屋の実態をお見せしましょう。

通常、パックツアーでは料金によってホテルのランクが決まります。

個人旅行では自由にホテルを選べますが、パックツアーではツアー料金に見合ったホテルが割り当てられます。

ホテルのグレードは価格によってこのように分類されます。

  • 標準ホテル・・・スタンダードクラス
  • 高級ホテル・・・スーペリアクラス
  • 超高級ホテル・・・デラックスクラス

先進国ではスタンダードクラスのホテルでも十分満足できるでしょう。

しかしインドのホテルは全体的に汚めなので、その分を考慮したホテル選びが必要です。

ホテル選びで失敗しないように、実際の各グレードの部屋はどんな感じなのか?をお見せしますね。

また、これより安い格安ホテルや、もっと高級な「宮殿ホテル」についても解説します。

標準ホテル(スタンダードクラス)

スタンダードホテル

スタンダードクラスはいわゆる中級ホテルです。

ランクでいうと3つ星クラス。パックツアーに含まれるホテルの中では最も安い部類に入ります。

料金は1部屋2,000~5,000ルピー(約3,600~9,000円)が相場。

このランクのホテルは飛び込みで行っても比較的空きは見つけやすいでしょう。料金も手ごろで、個人旅行でも利用しやすいのがいいところ。

ただし、ホテルの設備は期待できません。エアコンはついていますが、部屋に虫が出ることは日常茶飯事。

シャワーはお湯が出なかったり、出ても時間が限定されるケースがほとんどです。

↓スタンダードクラスの部屋・お風呂・トイレはこんな感じ

トイレは水洗なので問題ありませんが、シャワーや洗面所は見るからにお粗末ですね。

ポットがないのでお湯を沸かすこともできませんし……。

シャワールーム

インドでは、スタンダードクラスのホテルは先進国の格安ホテルのレベルと考えておいた方がいいでしょう。

ただ寝るだけなら構わないですが、清潔感を求める人にはちょっと厳しいかもしれません。

またインドの環境は過酷で、思ってる以上に体力を消耗します。

すべてスタンダードクラスで済ますのは結構しんどいので、何日かはスーペリアクラスにグレードアップしてしっかり休むのをおすすめします。

スタンダードクラスのおすすめホテル

ホテル ハリ ピオーコ

ホテル ハリ ピオーコ<デリー>

デリーの安宿街メインバザール(パハールガンジ)にあるリーズナブルなホテル。全80室で館内にスパもある。

ホテルの詳細を見る

アマン ホームステイ

アマン ホームステイ<アグラ>

親日家のオーナーが営むアットホームなホテル。タージマハルに近い好ロケーションで観光にも便利。

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高級ホテル(スーペリアクラス)

高級ホテル

スーペリアクラスはいわゆる高級ホテルです。ランクでいうと4つ星クラス。

しかしインドではこのクラスが、他国でいう標準ホテルと同じぐらいのレベルだと考えた方がいいでしょう。

日本のビジネスホテルぐらいと思っておいてください。

料金は1部屋5,000~10,000ルピー(約9,000~18,000円)が相場。ちょっと高めに感じますが、2名以上で泊まれば約半分で済みます。

旅に快適さを求める人ならスーペリアクラスを選んだ方が無難です。

特に女性は安全のためにもこちらを選ぶのをおすすめします。

↓スーペリアクラスの部屋・お風呂・トイレはこんな感じ

お風呂のお湯はしっかり出ます。シャワーかバスタブかはホテルによりますけどね。

もちろんエアコンは完備。洗面所やトイレも清潔でキレイです。

ホテルのバスタブ

また、スーペリアクラスになると朝食でインド料理のバイキングが食べられるホテルも多いです。

朝からレストランでさまざまな種類のカレーが食べられるのは楽しいですよ!

朝食

スーペリアクラスのホテルともなると、飛び込みでは満室のことが多くなります。

個人で行くならあらかじめ日本から予約しておいた方がいいでしょう。

スーペリアクラスのおすすめホテル

ザ ハンズ ホテル

ザ ハンズ ホテル<デリー>

デリーの中心街にあり、どこに行くにも便利なホテル。メトロの駅からすぐの好立地。コンノート・プレイスも近い。

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ホテル クラシック ディプロマット

ホテル クラシック ディプロマット<デリー>

デリーの空港に近い使い勝手のいいホテル。料金もお手頃でトランジットのための宿泊に最適。

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超高級ホテル(デラックスクラス)

超高級ホテル

デラックスクラスは超高級ホテルです。ランクでいうと5つ星クラス。

国内ではタージ系、外資ではヒルトンやハイアットリージェンシーなどが有名です。

料金は1部屋10,000ルピー(約18,000円)以上が相場。客層もインドの富裕層や外国人観光客が中心になります。

インド旅行としては高いですが、日本で同じランクのホテルに泊まると3倍はかかりますからね。

それが2人で頭割りすれば9千円ほどで済むんだから、安くありませんか!?

ビジネスホテル並みの料金で超高級ホテルに泊まれると考えれば、かなりお得ではないでしょうか。

もちろんサービスは超一流! しっかり教育されたスタッフが丁寧に対応してくれます。

プールやジム、スパなどの施設もそろっています。

プール

リゾートホテルとしても活用でき、インドらしくない豪華なホテルステイが楽しめますよ。

セキュリティ対策もバッチリだから、家族連れや女子旅にもピッタリです。

デラックスクラスのおすすめホテル

ザ ラリット ニュー デリー

ザ ラリット ニュー デリー<デリー>

超高級ホテルで一流のサービスなのに値段はリーズナブル。デリー中心街にあり、旅の拠点にもってこい。

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タージホテル&コンベンションセンター アグラ

タージホテル&コンベンションセンター アグラ<アグラ>

タージマハルを始めとするアグラ観光に最適な最高級ホテル。ファミリー向けに子供用プールやキッズルームもある。

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宮殿ホテル

宮殿ホテル

高級ホテルの中でもさらに豪華なのが宮殿ホテル。

マハラジャの邸宅を改築したゴージャスなリゾートホテルです。

大理石の廊下やアンティークな調度品など、贅の限りを尽くした装飾は見応えあり!

宮殿

部屋も庭園もホテル内のすべてがインスタ映えスポットになります。

エステやスパで本場のアーユルヴェーダを体験するのもいいですね!

きらびやかな世界を楽しみたい女性にはうってつけのホテルです。

インド宮殿ホテルの魅力&豪華絢爛おすすめ宮殿ホテル

宮殿ホテルのおすすめホテル

ジャイ マハル パレス ホテル

ジャイ マハル パレス ホテル<ジャイプール>

250年前のマハラジャ邸宅を改装した、インドの代表的な宮殿ホテル。他の宮殿ホテルよりもリーズナブルなのが魅力。

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ザ オベロイ アマル ヴィラス

ザ オベロイ アマル ヴィラス<アグラ>

全客室からタージマハルを一望できる超豪華なホテル。異世界にトリップしたような感覚が味わえる。新婚旅行にもおすすめ。

ホテルの詳細を見る

格安ホテル・ゲストハウス

ゲストハウス

「インドといえば貧乏旅行」という人も多いのではないでしょうか。

インドの街にはたいてい安宿街があり、どこもバックパッカーでにぎわっています。

格安ホテルやゲストハウスなら1部屋600~1,000ルピー(約1,080~1,800円)もあれば泊まれるでしょう。

ただしエアコンはついておらず、あっても別料金の場合がほとんど。

暑季(3月~5月)に泊まるなら、それなりの体力と覚悟が必要です。

久美子ハウス

格安ホテルは観光地にはたくさんあるので、宿探しはそんなに苦労しません。

しかし現地でホテルを探していると、悪徳な旅行会社が高い値段をふっかけてくることがあります。

特に到着初日で慣れないうちは注意が必要。

現地で探すにしても、初日の宿泊先だけは日本から予約していった方が安全でしょう。

格安クラスのおすすめホテル

バックパッカー パンダ デリー

バックパッカー パンダ デリー

ドミトリーから個室までそろったバックパッカー向けのホテル。安いながらエアコン完備で居心地もいい。

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ラーフル ゲスト ハウス

ラーフル ゲスト ハウス

ガンジス川を一望できるロケーション抜群のゲストハウス。静かな環境で落ち着いて過ごせると評判。

ホテルの詳細を見る

ホテルの上手な予約方法

ホテルの予約

安いホテルは現地で探すこともできますが、中級以上のホテルなら日本から予約していくのが無難です。

インドでは高いホテルから予約が埋まっていくからです。

環境のいい部屋を望むなら、あらかじめ予約しておいた方が安心でしょう。

それに、現地でホテルを探すと客引きや詐欺師がたくさん声をかけてきます。

初日から右も左も分からない中で宿探しを始めるのは、みすみす詐欺師のカモになるようなもの。

せめて到着初日のホテルだけは確保しておくようにしましょう。

インドのホテルはagoda(アゴダ)で探すがおすすめです。

agoda

agoda(アゴダ)海外ホテルの格安予約

agoda(アゴダ)は高級ホテルも格安ホテルも簡単に手配できる予約サイト。

インドでは他のサイトよりも圧倒的に取り扱い件数が多いんです。

Booking.comやエクスペディアと比べてみるとよく分かります。

たとえばデリーのホテルを検索した結果はこんな感じ。

予約サイト デリーのホテルの検索結果
agoda(アゴダ) 12,349件
Booking.com 2,204件
エクスペディア 1,419件

agoda(アゴダ)が圧倒的に多いのが分かりますよね。

実はagoda(アゴダ)はシンガポールに本社があって、Booking.com(オランダ発祥)やエクスペディア(アメリカ発祥)よりアジア圏に強いからなんです。

しかも頻繁にセールをやっているから、時によっては75%割引という超お得なホテルを見つけられることも!

agodaの割引

日本人の口コミが多く、比較しやすいのもいいところ。

パッと見で評価が分かるから、良いホテルがすぐに見つかります。

インドでホテルを探すなら、agoda(アゴダ)から探すのがいいでしょう。

agoda(アゴダ)でホテルを探す

ホテルに泊まるときの注意点

インドのホテルは日本とは勝手が違います。知らないままだと戸惑うことがあるかもしれません。

そこで、インドで宿泊するときに注意しておくことを解説します。

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チェックイン・チェックアウト

インドのホテルのチェックイン時間は12時~15時から、チェックアウト時間は10~12時が多いです。

時間外は荷物をフロントに預けることも可能。ただし、預かってもらうのにチップを要求されることもあります。

インド旅行にチップは必要?知っておきたい金額の相場

南インドでは24時間制のホテルも多く、その場合はチェックアウト時間が決まっていません。

チェックインから24時間は自由に部屋を使えるというシステムです。

翌日ゆっくり休むには便利ですが、時間をオーバーすると追加料金を取られるところもあるので注意しましょう。

お風呂

シャワー

インドではお湯はぜいたく品です。

格安ホテルやゲストハウスでは基本的にお湯は出ないと思っておいた方がいいでしょう。

中級ホテルでもお湯が出るのは時間限定のところがほとんど。

夏場は水でも大丈夫ですが、冬場に水のシャワーを浴びるのはかなり過酷です。

インドの冬にあたる乾季(11月~2月)は、なるべくお湯の出るホテルを選んだ方がいいでしょう。

バスタブは高級ホテル以上でないとついていません。中級ホテル以下は基本的にシャワーのみと思っておいてください。

高級ホテルでもシャワーのみの部屋は多いので、湯船は期待しない方がいいですね。

エアコン

エアコンは中級以上のホテルにはたいていついています。

しかし安いホテルだとついている部屋が限られることも。

エアコンのあるなしで部屋料金が違うホテルもあります。

たとえばエアコンなしの部屋が600ルピー(約1,080円)だとすると、エアコンつきの部屋は1,000ルピー(約1,800円)ぐらいが相場です。

乾季(11月~2月)はエアコンなしでも問題ないですが、暑季(3月~5月)は気温が40度以上になる日もあります。

暑季(3月~5月)は多少値段が高くても、エアコンありの部屋を選んだ方がいいでしょう。

インドの気候・気温・旅行のベストシーズン

アメニティ

アメニティ

インドのホテルは日本のようにアメニティがそろっていません。

シャンプー・リンス・石鹸はありますが、ボディソープ・歯ブラシは高級ホテルにもありません。

パジャマもありませんので、必要なものは日本から持っていくようにしましょう。

インド旅行の持ち物・必需品!あると便利なもの・いらないもの

ドライヤーも中級ホテル(スタンダードクラス)以下にはありません。

あったとしても風が弱かったり使い物にならないものがほとんどです。

ドライヤーは消費電力が大きく、変圧器を通しても日本製のものはほぼ使えません。

インドでドライヤーを使うなら海外対応のドライヤーを持っていった方がいいでしょう。

海外対応のドライヤーなら、ホテルのコンセントに直接差して使うことができます。

ドライヤーに気をつければ、あとの電化製品は変換プラグだけでも対応できます。

電化製品の使い方については↓こちらの記事を参考にしてください。

インドのコンセントの形状 変換プラグ・変圧器って必要?

防犯・セキュリティ

インドのホテルは部外者に対するセキュリティはしっかりしています。

フロントは24時間常駐しているし、高級ホテルでは入口でボディチェックも行っています。

しかし、安いホテルではスタッフの言動にも注意しましょう。

特に女性はスタッフを絶対部屋に入れないでください。

女性だと知ると、電球交換などの理由をつけて絡んでくるスタッフがいるからです。

スタッフといえども「交流するなら公共の場所で」が鉄則ですよ。

また、部屋にスーツケースを置いておくときはきちんと鍵をかけましょう。

セーフティボックスも使わない方が無難です。

もし何か盗られたとしても、抗議して戻ってくる可能性は低いです。

スタッフが全員「いい人」とは限りませんので、用心は怠らないでください。

インドの治安ってどう?危険な目に遭わないためにすべきこと

インターネット・WiFi

スマホ

インドのホテルも最近はインターネット環境が整ってきています。

安いホテルではWiFiが無料で使えるところが多く、高級ホテルでは1時間100ルピー(約180円)ほどでWiFiが使えます。

しかし、ホテルのWiFiは使いにくいのが現状です。

速度が遅かったり共用スペースでしか使えなかったりと、結構不便。

ホテルのWiFiはあてにせず、自前でネット環境を用意しておいた方がいいでしょう。

インドでインターネットやスマホを使う方法は、↓こちらの記事を参考にしてください。

インド旅行でネット・スマホを使う!おすすめの海外WiFiレンタルはどこ?

エリア別ホテルガイド

最後にインド各地のホテル事情を解説します。

都市ごとに料金相場や宿泊エリアを紹介しているので、ホテル選びの参考にしてください。

デリーのホテル

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デリー(ニューデリー)のホテル事情を詳しく解説します。

メインバザール、コンノート・プレイス、インディラ・ガンディー国際空港周辺のおすすめホテルも紹介。

デリーのおすすめホテル!観光に便利なエリアと料金相場を解説

アグラのホテル

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アグラのホテルをさらに詳しく解説します。

タージマハルが見えるおすすめホテルや、優雅に過ごせる超高級ホテルも紹介。

アグラのホテル事情とタージマハルが見えるおすすめホテル5選

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ジャンタル・マンタル天文台など観光地へ行きやすいホテル、豪華な宮殿ホテルも紹介。

ジャイプールのホテル事情 高級&格安おすすめホテル8選

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バラナシのホテル事情を詳しく解説します。

ガンジス川のほとりの安宿から、バラナシとは思えない優雅な高級ホテルまで紹介。

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アシュラムでヨガを学べるゲストハウスから、癒しの高級リゾート&スパまで紹介。

リシケシのホテル事情 ヨガが堪能できる高級&格安おすすめホテル6選

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ムンバイのホテル事情を詳しく解説します。

全体的に料金が高めなムンバイの街の中で、観光に便利なエリアのホテルを紹介。

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