気温が50度に達することもあり、とにかく暑いというイメージのインド。
しかし年中半袖で過ごせるわけではありません。
季節によっては長袖が必要ですし、半袖だと逆に日差しでダメージを受けることもあります。
インド旅行の服装って、こんなところで迷うんじゃないでしょうか?
「季節ごとにピッタリの服ってどんな感じ?」
「長袖はいるの?上着はあった方がいい?」
「女性は肌を見せない方がいいと言うけど、どこまでなら大丈夫?」
インドは気候や文化が日本とは全然違います。
そこで、インド旅行におすすめの服装を男性・女性ともに写真つきで紹介します。
これを見れば季節・月ごとにピッタリな服が一目でわかりますよ。
また、インドはヒンドゥー教の国。女性は過度な露出は控えた方がいいです。
女性が危険な目に合わないための服装選びのポイントも教えますね。
観光だけでなく、ビジネスや出張のときにも参考にしてください。
【月別・季節別】インド旅行にピッタリな服装
インドには暑季・雨季・乾季の3つの季節があります。
暑季は気温40度超えは当たり前。逆に乾季は朝晩10度以下に冷え込むこともあります。
そこで、「季節ごとに最適な服装はどんな感じか?」を解説します。
なお、インドといっても広大で、北インドと南インドでは気候は大きく異なります。
しかし日本人の多くが訪れるのはデリー・アグラ・ジャイプール・バラナシといった北インドなので、ここでは「北インドでピッタリな服装」としてお話しますね。
暑季(3月~5月)の服装
3月末~5月はインドの「夏」にあたる暑季です。
日中は40度を超え、ときには50度に達する「酷暑」に見回れることもあります。
基本的にはTシャツやハーフパンツといった夏の装いになりますが、40度を超える中では外気に触れるだけでヤケドするような感覚になります。
肌を露出するタンクトップのような服装は日焼けでダメージを受けます。
むしろ長袖で肌を外気にさらさない方が、日差しや熱波による体力の消耗を防げるんです。
Tシャツの上に写真のような薄手のブラウスを脱いだり着たりできるようにしておくといいでしょう。
↓男性の服装例
↓女性の服装例
下は風通しの良いパンツで。ジーンズなど厚手のズボンは履くのもしんどいので、やめた方がいいです。
女性もスキニータイプのピタッとしたものより、通気性のあるダボッとしたズボンの方が過ごしやすいでしょう。
暑季の暑さはとにかく過酷なので、暑さから身を守るための服装をするのが第一ですね。
雨季(6月~10月)の服装
6月~10月は一年の中でも降水量の多い雨季です。
といっても日本の梅雨のようにジトジト雨が降り続けるわけではなく、一定時間だけスコールがザッと降る感だけで、観光ができないわけではありません。
しかし気温は30度を上回り、湿度が高く不快指数がすごいです。
汗ですぐベトベトになるので通気性の良いTシャツなどがベストです。
男性も女性も半袖で、できるだけ通気性の良い服を心がけましょう。
↓男性の服装例
↓女性の服装例
下も通気性の良い軽めの素材がいいです。
雨にぬれるとなかなか乾かないので、替えのズボンを1着持っておいた方がいいでしょう。
雨季の服装はとにかく湿気対策を優先して考えましょう。
乾季(11月~2月)の服装
11月~2月はインドの「冬」にあたる乾季です。
気候もよく降水量も少ない、旅行のベストシーズンになります。
服装は長袖シャツにジーンズといった、日本の「秋」ぐらいの装いがベストです。
ただし寒暖差が激しく、日中は20度を上回っていたかと思えば、朝晩は10度以下まで冷え込むこともあります。
なので、写真のようにシャツの上にもう一枚羽織れる上着があると心強いです。
↓男性の服装例
↓女性の服装例
この時期は日本は冬なので、空港まではコートなどを着ていると思います。
しかし、さすがにコートはインドで着ることはないです。
なので、日本の寒さを少し我慢してジャケットを着ておけば、インドでも続けて着られます。
現地の気候を想定しておくと、持っていく無駄な荷物を減らせますよ。
女性の服装はここに気をつけよう!
旅行に行くとつい開放的な気分になりますが、女性は服装に注意しておかないといけません。
インドではまだまだ自由恋愛の文化が根付いておらず、性的な目で女性を見る男性は多いです。
あまり派手な恰好をしていると「性的にオープンな外国人」と見られ、自ら痴漢などの危険にさらすようなものですよ。
何よりインド人は「外国人」というだけでジーッとガン見してきます。
日本人と違って彼らは目線をそらさないんですね。女性にとってはこのジロジロ攻撃が結構怖いと思います(笑)。
足・お尻・胸・肩などを出していると欲情の対象になりやすいです。
なるべく注目を浴びないよう、女性は次のことに気をつけて洋服を選びましょう。
足やお尻のラインを出しすぎない
ミニスカートやショートパンツで足を出したりお尻のラインを強調するのはやめておいた方がいいです。
スカートを履くにしてもひざ下のものを履き、足が出すぎるならレギンスなどを併用するのがいいでしょう。
基本はパンツスタイルで、ダボッとした動きやすいものがおすすめです。
オシャレをしたいなら、ガウチョのような幅広のパンツを選ぶといいでしょう。
通気性が良いから、インドの暑さでも過ごしやすくなります。
胸元や肩を強調し過ぎない
ノースリーブやタンクトップなど、胸や肩を強調する洋服も避けた方が無難です。
ピタッとしたTシャツも胸に視線が集中してしまいます。
胸元がしっかり隠れたシャツを選びましょう。
襟がついているシャツなら、少し高級なレストランにも合わせられて便利です。
肩が出る洋服の場合は、上にブラウスやカーディガンを羽織っておくといいです。
パンジャビドレスというインド風のチュニックを買って着るのもオシャレですよ。
サリーに学ぶ、インド人の服装のマナー
現地に行くと女性の多くは民族衣装のサリーを着ています。
サリーは妖艶でセクシーですが、実は足や胸元はしっかり隠れているんですね。
お腹は出ていても、足や胸元はしっかり隠れています。
ここにインド人の美意識や、性に対する意識が表れているんです。
実際、ミニスカートやショートパンツでは入場を断られる寺院や観光地もあります。
「郷に入っては郷に従え」で、現地の文化に従った方がスムーズな旅ができますよ。
インドでは必須!帽子や靴はこう選ぶ
インド旅行で帽子は必須です。暑季は熱中症を避けるためにも必ずかぶっておいた方がいいでしょう。
ただし湿度が高いため、通気性の悪い帽子だとかえって熱がこもってしまいます。
麦わら帽子は通気性もよく紫外線もカットするので、インド旅行には最適です。
折りたたみ可能のものを選べば、かぶらないときでもサッとカバンの中にしまえて邪魔になりません。
靴はなるべく履き慣れたものを選びましょう。
暑いのでサンダルで動きたくなりますが、サンダルは長時間歩くと靴擦れします。
ガラス片などでケガをする場合もあるので、歩きやすいスニーカーを履くのがおすすめです。
また、インドの道は汚くて牛の糞やゴミを踏むこともよくあります。
新品を買ってもすぐに汚れてしまうので、汚れてもいい靴で行くのがいいでしょう。
歩きやすい服装で旅を楽しんでください。
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