日本でも人気のあるヨガ。「インドで本場のヨガを体験したい!」という人も多いのではないでしょうか。
インドにはアシュラムと呼ばれるヨガの道場があり、初心者から本格派までたくさんの人がヨガのレッスンを受けに来ます。
現地でヨガ体験ができるツアーも多くあります。
とはいえ知らない国でヨガのレッスンを受けるはちょっと不安なもの。
そこで、インドで本場のヨガを体験する方法と、失敗しないヨガツアーの選び方を解説します。
実際のヨガツアーの内容を紹介するので、これから行く人は参考にしてください。
インドでヨガを体験する方法
インドの都市部(デリーやムンバイなど)にはインド人の通うヨガ教室があり、オプショナルツアーに申し込めば旅行者もレッスンを受けられます。
しかし本格的なヨガを体験したいなら、リシケシのアシュラムで受けるのをおすすめします。
リシケシはデリーの北方、ガンジス川の上流にある山間の街。
「ヨガの聖地」として有名で、世界中からヨギー・ヨギーニ(ヨガの愛好家)が集まる、まさに「ヨガ好きが必ず行ってみたい街」なんです。
リシケシの観光ガイド!行き方・ツアー・おすすめスポット【完全版】
リシケシには大小100以上のアシュラムがあり、「ハタヨガ」「アシュタンガヨガ」「アイアンガーヨガ」などさまざまなヨガを体験できます。
アシュラムでヨガを受けるには、滞在型とドロップインの2つの方法があるので紹介しますね。
滞在型
滞在型はアシュラムに宿泊して一日みっちりヨガのスケジュールをこなすクラスです。
中には座学の授業もあり、インストラクターの資格を取りたい人や、本格的にヨガの修行をしたい人に向いています。
アシュラムの宿泊料金は1泊1,000ルピー(1,800円)以下で食事つき。施設は古いですが、ホテルよりも格安で泊まれます。
肉のないベジタリアン料理と規則的なスケジュールで、心身ともに健康な生活を送れるでしょう。
リシケシで日本人に人気のアシュラムはヨガ ニケタンが有名です。
パックツアーにもよく組み込まれているアシュラムなのでチェックしてみましょう。下記の記事でも紹介しています。
リシケシのホテル事情 ヨガが堪能できる高級&格安おすすめホテル6選
ドロップイン
ドロップインはレッスンを1回受けるだけのクラスで、リシケシのアシュラムは多くがドロップインに対応しています。
「とりあえずインドでヨガを体験できればいい」というにわか旅行者に向いています。
1回のレッスンは1時間半ほど。料金は1回200~300ルピー(約360~540円)程度です。時間は朝と夕方に行っているアシュラムがほとんどです。
ホテルに宿泊する人は、ドロップインでアシュラムをはしごして回ると楽しいでしょう。
ホテルならアーユルヴェーダの施術を受けたりプールでくつろいだり、優雅なホテルステイを楽しめます。
ヨガツアーの選び方
リシケシへ行くオプショナルツアーには、半日~1日のヨガレッスンのついたものが多いです。
しかし日本からのパックツアーでレッスン付きのツアーはあまり多く出回っていません。
何日間か滞在してヨガを習いたいなら、個人旅行でプランを組んだ方がいいでしょう。
その方が自分に合ったアシュラムを選べて、満足のいくレッスンを受けられます。
個人旅行なら「航空券+ホテル」で安くプランを組めるエクスペディアを使うのがおすすめです。
エクスペディアで航空券+ホテルのセットを予約すれば、ホテル代が最大で全額OFF。
航空券の料金のみでホテルに泊まれるのだから、旅費がかなり節約できます。
また「リシケシでヨガ体験をしたいけど、個人旅行で行くのは怖い」という人には、STW(エス・ティー・ワールド)のパックツアーがおすすめです。
STW(エス・ティー・ワールド)にはリシケシでヨガ体験ができるパックツアーがたくさんあります。
日本人旅行者の多いヨガ・ニケタン・ゲストハウスなどを利用するから、英語があまり分からなくても安心。
1日体験から4日間の本格的な滞在まで、レベルに合わせたヨガツアーがあるのがいいところです。
ヨガツアーの内容・スケジュール
ここではアシュラムに宿泊する「滞在型」のヨガツアーの内容・スケジュールを紹介します。
例として「全米ヨガアライアンス」という資格を取るために、リシケシで1ヶ月間のヨガ留学に参加した方の1日のスケジュールを紹介します。
参加者には現役のヨガインストラクターもいますが、ヨガの初心者も多く、初心者の方でも修了証を手にすることができます。
アシュラムでの1日のスケジュール
- 05:30 起床
- 06:00 実技トレーニング
- 09:00 朝食
- 10:00 実技トレーニング
- 12:30 昼食
- 14:00 座学トレーニング
- 休憩
- 指導練習
- 18:30 夕食
- 19:30 部屋に戻りシャワーや洗濯など
- 宿題
- 23:00 就寝
ヨガ留学では朝6時から1日のスケジュールが始まります。
まずはホテルのガーデンで鼻洗浄を行います。
その後、スタジオで実技のトレーニングとして、先生のガイドに従って瞑想・呼吸法・アーサナ(ヨガのポーズ)を3時間ほどかけて実践します。
休憩後は復習も兼ねた実技のトレーニング。主に呼吸法の細かな説明があり、実際にできているかどうか先生のチェックを受けながら技術を深めていきます。
昼休憩を挟み、座学のトレーニングに入ります。主に解剖学やヨガ哲学などの分野をテキストで学びます。
セッティングも兼ねた休憩後は指導トレーニング。いくつかのグループに分かれ、先生と生徒役で指導の練習を行います。
お互いにフィードバックをし合い、最終的には先生からのフィードバックをいただきます。
1日の最後はチャンティング(インド神話が元となった歌)を歌って締めくくりです。
時には先生が楽器を持ってきたりガンジス川へ移動したり、トレーニングの緊張が緩む時間です。
食事はホテル内でバイキング形式。ジャガイモのカレー、ほうれん草のカレー、豆のカレーなど毎日違うメニューが用意され、ナンではなくチャパティと一緒に食べます。
リシケシはベジタリアンの町なので肉は食べられませんが、不満には感じないほどメニューが充実しています。
ホテルの部屋はベッドに照明一つととてもシンプルですが、シャワーが完備されていて快適に過ごせます。
リシケシのガンジス川はビーチのように綺麗なので、休日は沐浴などをして楽しむのもいいでしょう。
ヨガツアーの注意点
インドでヨガをするとなると「どんな準備をすればいいんだろう?」と気になる人もいるでしょう。
そこで、インドでヨガのクラスに参加するときの注意点と、準備しておくと便利なものを紹介します。
英語力は必要?
ヨガのトレーニングは基本的に英語で行われます。
専門用語も多いので、それなりの英語力は必要です。
とはいえドロップインのクラスでは観光客も多く、だいたい雰囲気で何を言ってるかがつかめるため、英語ができなくてもさほど困らないでしょう。
また、資格取得が目的のヨガ留学では専門の日本語通訳がいるので、座学やトレーニング中の言葉も理解できます。
服装・準備するもの
服装は動きやすいものか、ヨガウェアを持って行くといいでしょう。
ヨガマットは基本的に貸してくれます。リシケシの街にはヨガグッズがたくさん売られているので、現地で買うこともできます。
なお、リシケシは朝晩が冬並みに冷え込んだり、昼間は夏並みに暑かったり気温差の激しい街です。
半袖のTシャツに加えて、長袖やジャケットなど冬物もあった方が安心です。
体に変化はある?
留学や修行で毎日ヨガのレッスンを受けていると体の変化を実感するでしょう。
トレーニング最初の頃は毎日が全身筋肉痛ですが、日が経つにつれて体の柔軟性やバランス力が向上していきます。
できないポーズができるようになったり、同じポーズが徐々に深まっていったり、目に見える変化が現れます。
資格を取るための留学では解剖学も学ぶので、体への意識が敏感になって普段より体の変化を実感しやすくなります。
運動と食事で健康的な生活を送ると、体の奥深くからデトックスされるでしょう。
ぜひインドのヨガツアーを体験して、心身ともに癒されてみてください!
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