バラナシ

ナマステー、かずとんです。

アラフォー男のインド旅行記4日目です。今日はバラナシからアグラへと移動します。

移動日ということで今日は観光をせずに、午前中はホテルでまったり過ごすことにしました。

アラフォーともなると、こういう休息日を入れないと身体がもちませんからね(笑)。

若いころはスケジュールを詰め詰めにして観光しまくってたんですけど。

それに、インドの街はゴミゴミしすぎて、少し歩くだけでも疲れるんです。

なので、ちゃんと休みをとらないと身体を壊しちゃいます。

しかし、ゆっくり過ごせたのはつかの間でした。

またしても、日本では考えられない珍事が次々と起こるのです。

さぁ、インド旅行記4日目、いってみましょう!

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スーペリアクラスのホテルで優雅に過ごすも・・・

僕がバラナシで泊ったのは、ヒンドゥスタンインターナショナルというスーペリアクラスのホテルです。

さすがにインドでずっとスタンダードクラスに泊まるのも疲れるので、ちょっとふんぱつしてランクアップしておいたのでした。

ヒンドゥスタンインターナショナル

さすが高級ホテルだけあって、外の世界とは全然違います。

外は車やバイクのクラクションがけたたましく鳴り響いているのに、ホテルの中はシーンと静まりかえっています。

まさに、超格差社会

ホテルのロビー

ホテルの中も「ここはインドか?」と思うほどきれいです。

おそらくこういうホテルって、インドの中でも限られた人しか泊まれないんでしょうね。

インドのホテルの選び方【ランク別】部屋の実態と上手な予約法

部屋からはプールが見え、その周りにはバラック小屋が立ち並んでいるのが見えます。

ホテルの玄関にはセキュリティチェックがあり、スタッフが厳重に警備しているのが印象的でした。

安全面は問題ないですが、「富裕層を狙った犯罪とか、やっぱ多いのかな?」と少し心配になりました。

部屋からの景色

朝食はビュッフェ形式。パンや果物、インド料理まで、ホテル内の清潔なレストランで食べることができます。

朝からカレーを食べてもよし、さっぱりと洋食で済ますもよし。

朝食

部屋も綺麗で、お風呂にバスタブがあったおかげでバッチリ疲れもとれました。

ただし、バスタブの栓がうまくハマらなかったり、部屋の鍵が壊れてしまうなど、若干インド品質なところはありましたが(笑)。

↓スーペリアクラスの部屋・お風呂・トイレはこんな感じ

朝食を食べたあとは、ホテルのプールサイドでゆっくり過ごすことにしました。

インドとは思えない!なんともセレブな空間。

若いころはユースホステルとか安宿に泊まってたけど、僕も成長したもんだ。

プール

それにしても、外では今日食べる食事にも困っている人がいるのに、自分はプールサイドで優雅に過ごしているとは・・・。

少し罪悪感も抱きますが、僕にできるのは現地にお金を落としていくことぐらいです。

この旅を堪能することで「インド経済に貢献してるんだ」と自分を納得させ、「やっぱり日本人はお金持ちなんだなぁ」というのを改めて実感しました。

バラナシのホテル 観光に便利なエリアとおすすめホテル6選

昼食はホテルのレストランで焼き飯(Fried rice)をいただきました。

インドでもこういう軽食はメニューにあります。

カレーに飽きたら、こういう中華料理をオーダーするといいと思います。

焼き飯

焼き飯にはパサパサしたインディカ米がちょうど合いますね。

値段は街中よりもちょっと高めですが、250ルピー(約450円)ということでまぁ許容範囲でしょう。

昼食としては十分な量があって満足できました。

インド旅行で出てくる料理&知っておきたい食事の知識

あれ?日本円が両替できないぞ

インドに入国したときに9千円しか両替できなかった僕は、これからの旅に備えて円をルピーに交換しておこうと思いました。

ところがホテルで1万円の両替を頼んだところ、「ノー」と速攻で断られてしまったんです。

僕

えっ?1万円は両替できないの?じゃあ、5千円は?

スタッフスタッフ

ノー

僕

ええー!千円だけでも両替できない?

スタッフスタッフ

ノー。アイ ドントハブ マネー(お金はないわ)

僕

じゃあどこに行ったら両替できるの?

スタッフスタッフ

アイ ドント ノウ(知らないわ)

まじかー。「地球の歩き方」にはホテルで両替できると書いてあったのに、全く日本円を取り扱ってくれないとは・・・。

実は昨日、街中の両替所も訪ねてみてたんですよ。

しかし、バラナシの両替所ってどこもかしこもなんか怪しいんですよね。

地図に「両替所」って書いてあった場所に行ってみると、こんなボロっちい商店だったりするのです。

バラナシの両替所

しかも店の中に入ると「まぁまぁまぁ座りなよ」って、いかにもふっかけてきそうな態度でオッサンが接してくるし。

だからバラナシの両替所では入ってすぐ「いや、入ってみただけだから」と言って退散したのでした。

しかたない。バラナシでの両替はあきらめて、デリーの空港で両替することにするか・・・。

手持ちに1000ルピー(約1800円)しかないまま、僕はバラナシの空港へと向かったのでした。

インドでの両替マニュアル!知っておきたいお金の基礎知識

バラナシから国内線でデリーへ戻る

バラナシからアグラへは、いったん国内線でデリーまで戻ります。

そこからツアー会社の車でアグラまで送ってもらうことになっているのです。

いや~、それにしてもバラナシは濃い街だった!

ゴミや糞の臭いが充満する中で暮らす人々。生と死を全て飲み込んで悠々と流れるガンジス川。

なぜ旅人が「世界の底」と呼ばれるこの街を目指すのか、分かった気がします。

リキシャーマンや客引きとの攻防に戸惑いながらも、まさにインドの洗礼を受けた3日間でした。

デリーまでのエア・インディアの機内では、またもインド流の機内食が出されました。

機内食

芋を包んで揚げたサモサ。行きの便と似たような食事ですね。

さっそく食べようとしたのですが、隣に座ったインド人が「日本人は食べない方がいいよ~」と日本語で話しかけてきました。

彼は同乗している日本人グループのツアーガイドだそうで、「日本人がそれを食べたらお腹壊すからやめときな」と注意してくるのです。

そうはいっても行きの便でも食べものだし、これを食べなきゃ夕食がなくなる!

適当にはぐらかして食べようとしたんですが、ガイドは「あ~ダメダメ!食べちゃダメだって」と、またもや制してきます。

おかげで夕食は食いっぱぐれることになってしまいました。。

そのあともこのガイドは「どこの旅行会社使ってるの?」「うーん、あの旅行会社は良い噂をあまり聞かないけどねぇ」とか、執拗に絡んできます。

あーもう、ウザいなぁ!

親切なのか、騙そうとしてるのか、インド人は本当に分かりません!

デリーに着いたらすぐに振り切ったのですが、おかげでフライト中は全然気が休まりませんでした。

ほんとにもう。インド人への不信感は募るばかりだよ。。

エアインディアの評判は良い?悪い?機内食や機内サービスの感想

困った!空港でも両替ができない

空港へ着いたらデリーのガイドと合流。さっそく僕は「両替したい」という意向を伝えました。

ところが、空港内のどの両替所に行っても日本円を両替できません。

空港の両替所

「国際線の到着時しか両替はできないよ」

「前の人で今日の営業は終わりだよ」

「だってお金がないんだから」(両替所にお金かないってどういうことやねん!!)

結局、ガイドは「アグラで運転手さんに聞いてみてくださーい」とさじを投げる始末。

うーむ。ガイドが最初に「今、インドでは1000ルピーと500ルピーが使えません」と言っていたことの深刻さが分かってきたぞ。

僕はインドの経済についてググってみました。

すると、なんと僕が入国する数日前に「明日から1000ルピー札と500ルピー札は使用禁止!新紙幣を使ってね」という首相令が出されたそうなんです。

インド、高額2紙幣の使用禁止 不正マネー対策で(日本経済新聞)

なんじゃこりゃー!!

昨日まで使えていた紙幣が一晩で使えなくなるなんて。ムチャクチャやな、インド!

どうりで街は大混乱。銀行やATMには、新紙幣に変えてもらうための大行列ができています。

銀行

日本でいうと500円玉と1000円札が急に使えなくなったようなものですからね。

そこで1万円札を崩すには、何十枚もの100円玉が必要になってきます。

だからどこの両替所でも「渡すお金はねーよ!」と断るわけです。

インドでの両替マニュアル!知っておきたいお金の基礎知識

それにしても困ったぞ。財布の中にあるのは1000ルピー(約1800円)と小銭だけ。あとは両替できない日本円があるのみ。

こんな状況で、アグラに行っても大丈夫なのか??

心もとない!心もとなすぎるよぅぅぅ!!

そう言ってもしかたありません。不安な心もちのまま、僕はアグラ行きの車に乗り込むのでした。

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デリーからアグラへ、恐怖の6時間ドライブ

デリーのガイドと別れ、英語ドライバーと一緒にアグラへ向かいました。

しかしデリーの市内は大渋滞。車は一向に前へ進みません。

そんな渋滞にもかかわらず、どの車も必死で抜かそうと車線変更してくるのだから、そりゃ渋滞も拍車がかかるわな。。

デリー市内をやっと抜けたと思ったら、高速道路はボッコボコ。

そんなボッコボコの道路を100km超の猛スピードで爆走する運転手。

パッシングで他の車を威嚇し、クラクションを鳴らし、わずかなすき間を作っては車体と車体の間をすり抜けていきます。

あかん!これは事故ったら一発アウトだ!

もっとゆっくり走ってほしかったけど、話しかけたら事故るかもと思ったので、僕は後部座席でシートベルトを締めてただただ固まっていました。

何回もGoogleマップで今走っている場所をチェックしたけど、アグラまでは遠い~(泣)。

インド旅行でネット・スマホを使う!おすすめの海外WiFiレンタルはどこ?

Googleマップ

しかもインドの高速道路って、逆走してくる車がいたり、ハイビームで視界が見えなくなったり、とにかくムチャクチャなんです。

怖い!怖すぎるよー!!

こんな状況なのに、運転手はシートベルトを締めていないし(笑)。

ただただ怖かったので、結局一睡もできずに車の中で固まっていました。

デリーからアグラまで6時間。着いたのは夜中の1時です。

はぁ、もうクタクタだよ。。

スタンダードホテルはやっぱりこんなもんか・・・

アグラに着いたら運転手さんが僕に言ってきました。

ドライバードライバー

明日の朝はまた僕が迎えに来るから

「あれ?アグラはガイドのつかない自由行動のはずなのに、どういうこと?」と思ったのですが、とにかく両替しないことには何もできないし、ひとまず了承することにしました。

疲れていたので断る元気もなかったですしね。

着いたのはアマール・ヤトリ・ニワスというスタンダードクラスのホテル

昨日のスーペリアクラスのホテルと比べると・・・うーん、やっぱり残念な感じでしたね。

スタンダードホテル

水道の水はちょっと臭いし、配水管には虫もいます。

シャワールームだってこんな感じです。

シャワールーム

しかも、夜10時から朝5時まではお湯が出ません。

インドではお湯はぜいたく品だと聞いてたけど、やっぱりスタンダードクラスだと本当に水しか出なかったりするんですね・・・。

ポットもないから、お湯をわかすことだってできません。まぁ、1日だけだし仕方ないか・・・。

↓スタンダードクラスの部屋・お風呂・トイレはこんな感じ

ちなみに、翌日はホテル内のレストランでビュッフェ形式の朝食でした。

しかし、スーペリアクラスのホテルと違って、料理の種類も少なく↓こんな質素なものでした。

スタンダードホテルの朝食

食パンとゆで卵。しかも、ドリンクバーでパイナップルジュースを汲んだらただの水が出てくるし。

ああん、昨日のホテルに帰りたい!

アグラのホテル事情とタージマハルが見えるおすすめホテル5選

そんなわけで、インド内の格差をまざまざと見せつけられた一日でした。

明日はこのホテルを拠点に、アグラの街を観光していきます。

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次回予告

タージマハル手持ちのお金がないままアグラへやってきたかずとん。

インド観光のハイライト、タージマハルを見てインドの歴史に思いをはせるけど・・・。

【5日目・アグラ】世界遺産タージマハルとアグラの街を観光した

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かずとんのインド旅行記【目次】

今回参加したツアー

ツアー行程

  • 2016年11月26日~12月3日(6泊8日)
  • デリー・バラナシ・アグラを巡る3都市周遊フリーツアー
  • ホテルは予約済み
  • 終日フリープラン(空港~ホテル間の移動のみ係員が同行)

インドツアー

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インドのホテルはヤバい!?

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